Hokusai Newsletter 2022/04/07
🔹仮想通貨テクノロジーの世界的なハブを目指すとイギリスが発表
(画像引用元:GOG.UK「Government sets out plan to make UK a global cryptoasset technology hub」)
4月4日、英国の財務省は「英国を世界的な暗号資産技術のハブにする計画を政府が策定」という題目で声明を発表した。
(サイト)目的は「金融サービス業がテクノロジーの最先端を走り続け、投資と雇用を産み出し、消費者の選択肢を広げるため」としている。
声明では以下のような具体的施策が触れられていた。
ステーブルコインを規制の対象に。
金融市場インフラのサンドボックスの導入。
暗号資産 Engagement Groupの設立。
NFTの発行。
イギリス政府はステーブルコインについて適切な規制をかけることで、ステーブルコインを英国で公認の決済手段として使用する道を開くことを目指す。
サンドボックスの導入は、特に分散型台帳技術のテストを可能にすることで、企業が市場を支えるインフラサービスを提供する際に実験と革新を行いやすくすることが目的である。またイギリス政府は、国債に分散型台帳技術を利用することの実現可能性と潜在的なメリットを探る研究プログラムを開始することも確認した。
暗号資産 Engagement Groupについては、経済長官が議長を務めて規制当局と業界の主要人物を招集し、暗号資産分野が直面する問題について政府に助言することが想定されている。
NFTについては英国の財務省の公式Twitterアカウントが以下のようにツイートした。
ツイートでは以下2つが述べられていた。
財務大臣が王立造幣局にNFTを夏までに発行するように依頼した。
NFTの発行はイギリスが行おうとしてる前向きな姿勢の象徴。
参考
GOG.UK「Government sets out plan to make UK a global cryptoasset technology hub」
CoinDesk「UK Government Plans to Create an NFT」
執筆者:@ba_ra_o
🔹NFTマーケットプレイス「LooksRare」 その取引の95%が自己売買の可能性大
NFTデータアグリゲーターであるCryptoSlamがまとめたデータによると、Looksrare上の取引量の約180億ドル、つまり全体の約95%は、プラットフォーム利用で得られるトークンの取得を目的とした自己売買であることがわかった。
これに対して、Looksrareの運営サイドは、コメントを控えている。
Looksrareとは
Looksrareは、ZoddとGutsと名乗る、2人の匿名の共同設立者によって立ち上げられ、2022-01-11にサービスが正式ローンチされたNFTマーケットプレイスである。
Looksrareは、Openseaに対してヴァンパイアアタックを行ったことで注目を集めたマーケットプレイスである。
このヴァンパイアアタックは、OpenSeaのBrian Roberts CFOが昨年12月、IPO(新規株式公開)を示唆する発言に対する反発であった。
マーケットプレイスの手数料は2%であり、オープンシーの2.5%より0.5%安い設定になっている。
特徴的な点として、マーケットプレイス内で対象となるコレクションを売買すると、LOOKSトークンを受け取ることができる。
参考文献
執筆者:@n_1_n_2
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