Hokusai Newsletter 2022/03/04
🔹 OpenSea フィッシング攻撃の全容
最大手のNFTマーケットプレイス「OpenSea」は、多数のフィッシング攻撃があったことを発表した。合計32アカウントから253個(3億円相当)のNFTの盗難が確認された。
一時はコントラクトの脆弱性を疑われ、混乱が発生したが、OpenSeaの調査によると、フィッシング攻撃であったことが判明した。
OpenSeaはコントラクトの移行を実施していた。
OpenSeaのCEO Devin Finzer氏は、移行の際にコントラクトの脆弱性を攻撃されたのではないかという噂を否定した。
“私たちが知る限りでは、これはフィッシング攻撃です。OpenSeaのウェブサイトとは関係がないと考えています。これまでに32人のユーザーが攻撃者からの悪意のあるコントラクトに署名し、NFTの一部が盗まれたようです。”と Devin Finzer氏は述べた。
またOpenSeaのCTOであるNadav Hollander氏によって、今回の攻撃がフィッシング攻撃である可能性が高いことを技術的に解説している。
「署名はコントラクト移行前に行われており、OpenSeaのコントラクト移行との関連性は低い」とNadav Hollander氏はツイート。
また攻撃を受けた32人は、比較的短期間でNFTを盗難されたため、標的型攻撃ではないかと指摘している。
一部のNFTは返却されたものの、83個のNFTはすでに売却されている。
盗難されたNFTはOpenSea・LooksRareで転売された。
Dapper Radarによると、フィッシング攻撃後、OpenSea上の取引高が37%減少した。
盗難されたNFTは、セキュリティ会社のPeckShieldAlertが提供するスプレッドシートで確認することができる。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1XQNIXuAl2E1XO_cP8pm_vbzskI_Pka4E5sizfcrLITM/edit#gid=0
執筆者:Torrent Shinoda
🔹楽天が「Rakuten NFT」をローンチ
2月25日、楽天グループ株式会社がNFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」をローンチ。
サービス概要は以下の公式動画で参照可能。
現在はULTRAMANと黒鉄ヒロシGⅠ激闘史のNFTコンテンツが流通される。数十万円での取引が発生した例も。
⏰本日19:00- #Rakuten_NFTはじまる オンラインイベント終了後、販売開始⚡️ 🔴 #Rakuten NFT(#楽天NFT) HP:bddy.me/3t3wkWs 🔸『#ULTRAMAN』 販売ページURL: bddy.me/3ve1vRx 🔹「黒鉄ヒロシGI激闘史『2010年シリーズ』」 販売ページURL: bddy.me/3ve1vkv今後はJリーグ公認NFTコレクション「J.LEAGUE NFT COLLECTION PLAYERS ANTHEM」やBEAMSのNFTコンテンツの販売などが予定される。
国内外のマーケットプレイスとの比較は次の表の通りである。
Rakuten NFTについて以下のような賛否両論が巻き起こっている。
賛成意見
巨大な経済圏を持つ楽天がNFT事業を始めることで、これまでNFTに興味を持っていなかった層がNFTに興味を持つ可能性あり。
反対意見
NFT風でありNFTではない(→NFTとは何か?の議論に)
楽天の中央集権的なサービスである
執筆者:Taichi Obara
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