Hokusai Newsletter 2021/11/05

Nov 05, 2021

日本発NFTプロジェクトの取引量TOP10、成功するプロジェクトの共通点とは

Twitterで活動されているNFT情報コレクターのMiinさんの日本発NFTランキングを参考にしました。NFTランキングでは815位までまとめられており、作品数、取引数、取引価格などの詳細はこちらのスプレッドシートで確認できる。

日本発TOP10NFTプロジェクト 2021年11月5日現在

1位 : Generativemasks @generativemasks

2位 : Cypher by Hideki Tsukamoto @TsukamotoHideki

3位 : Cryptocrystal @_cryptocrystal

4位 : Fusion by Hideki Tsukamoto @TsukamotoHideki

5位 : Wrapped waifus @etherwaifu

6位 : Beastopia-pixelbeasts @pixelbeastsnft

7位 : Onigiriman's cute girl Collection @onigiriman1998

8位 : Wrapped-pixereum @pixereu

9位 : Crypto ninja nft @CryptoNinja_NFT

10位 :Metaani kizunaai @metaani2

1位のGenetativemaskの全体取引量は2830.9 eth、7日間取引量は2.4 eth
10位のmetaaniとkizuna aiのコラボNFTの全体取引量は136.5 eth、7日間取引量は無い
Generativemasksは2021年8月にOpenSeaで販売を始めて2時間で10,000個を1個0.1ETHで完売してる (収益は寄付に回している)
一方おにぎりまん氏の最初のNFTコレクティブルズの「Roller skates;girl」は2021年3月に販売を開始後、最初にNFTが売れるまで二ヶ月かかった
Crypto crystalは日本で最も古いNFTコレクティブルズで2018年から取引されている
Metaani X Kizuna AiはNFTプロジェクト「Metaani」とYouTubeチャンネルをはじめ各SNS等と合わせた登録者数が合計1,000万人を超えてるV Tuberの「Kizuna Ai」とのコラボNFT。2021年9月に限定200個、一個0.3ethでの発売

成功してるプロジェクトの共通点

1位から10位までの全てのプロジェクトに共通していたのは、基本的に全ての情報発信を海外に向けて英語で行っていた。(おにぎりまん氏を除く)
多くのプロジェクトではDiscordなどのNFTホルダーのためのコミュニティの受け皿があり、ホルダーたちの自発的なアーティスト布教活動のベースとなっており、コミュニティの寿命の長さに大きく関わっていると思われる。
GenerativemasksやCrypto NinjaはNFTの販売で得た収益を寄付に回すなどチャリティーの側面もあった。
NFTは二次流通時にも売り上げの一部が還元されることもあってか、アーティストはNFTを売って終わりではなく、完売後も継続的にTwitterで情報発信、ファンとのコミュニケーションを取り、露出を減らさない努力をしている。
また、4位、9位、10位のプロジェクト以外はNFTの本格的なブームを迎える前の2018代から活動を始めてるアーティストが多かった。
Crypto Ninjaのイケハヤ氏やMetaaniのキズナ AIのようにインフルエンサーがプロデュース、コラボするNFTプロジェクトも盛り上がりを見せるが、多く取引されてるNFTプロジェクトには歴史と継続性が評価されて買われている傾向が読み取れた。

SolanaベースのNFTの二次流通が、今年の8月に入って以降の三か月で約5億ドルに到達した。
24時間の流通額で見ると、Ethereum、Ronin、WAXに次ぐ四番目に位置している。
Solanaが190ドルを突破し、一秒間に40万というトランザクションを記録した9月に、二次流通でも過去最高の1億8940円となった。（同月におけるEthereumベースNFTの二次流通は22億ドル。）
MESSARIのアナリストは、依然として二次流通の総額はEthereumが多いものの、Solanaは僅か数か月で流通額上位の座を獲得したことに言及している。
今月、時価総額700億ドルを突破し、一時的に時価総額世界5位の座に就いたSolanaだが、背景にこうしたNFT市場の隆盛がある。Solanaの今後を占うならば、MetaplexやSecretumなど、SolanaNFTを支える技術から目が離せない。

参考文献

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