Hokusai Newsletter 2021/10/08
今週のピックアップ
🔹Twitter社、NFT認証機能のUIを公開
Twitter社がBitcoinライトニングウォレットと連携した少額送金機能のリリースと同時にTwitterのNFTプロフィール認証機能を開発している事を発表した
現在、Twitterプロフィールに所有しているNFTの画像を設定する事がステータスを表す一つの手段として認められつつある背景がある
第三者が所有していないNFTの画像を複製して、プロフィールに設定する事が出来る課題の一つの解決手段となる
しかしあくまでNFTの認証であって、発行元の信憑性を保証するものではない
なりすましによって発行されたNFTなどが認証される事は防げない
ユーザーは自身が保有してるwalletと連携し、NFTの認証へ進みブロックチェーン上の情報とwalletの紐付けが検証される。認証が確認された場合は、現状の認証マークが表示される。
Twitter社のプロダクトマーケティングのトップ Justin TaylorがTwitterで試験的なUIを公開した
Instagram、TikTokといったグローバル規模で使われているSNSもNFTの対応を始めており、実証期間を経てNFTが今後のソーシャルメディアのデファクトとなる可能性がある。
🔹 分散型ストレージArweaveとは
Arweaveとは、情報の永続性を持続可能なものすることをコンセプトにした分散型ファイルストレージサービスである。
Arweave最大の特徴は、一度の支払いで永久に保存できるモデルにある。
「Pay once, Store forever」という言葉通り、データを保存したいユーザーは最初に費用を支払えばデータを永久保存することができる。
継続的な支払いや管理の必要が無いため、NFTプロジェクトなどを手掛ける事業者は、ストレージの利用料を原価として取り扱いやすくなる。
Solana上における有名なNFTプロジェクトの多くはArweaveを使用しており、わずか1分間でゲートウェイに100万件ものリクエストが発生した時もある。
Let's dig into the causes and effects of @ArweaveTeam's recent surge in adoption - where did the activity come from, and how do you optimize performance to handle 1,000,000 requests per minute?Arweaveの利用拡大要因の一つとして、クリエイターがSolana上でNFTを簡単に構築し、オークションを行うことができるツール群であるMetaplexのデフォルト保存先がArweaveであったことが挙げられる。
また、Solanaのブロックチェーンデータは、SOLAR Bridgeというブリッジを介してArweaveに保存されているため、NFT Summerにおいて拡大したSolanaコミュニティと共にArweaveも拡大している。
Arweaveの利用事例として、「リンゴ日報」が挙げられる。
香港国家安全維持法による弾圧で廃刊に追い込まれたリンゴ日報の過去記事が香港の活動家によって、Arweave上にアップロードされている。
データは、世界中の匿名コンピューターに分して保存されるため、香港政府による検閲にも耐えることができる。
執筆者:Ryotaro Yagi
Hokusai では、Hokusai APIを活用したNFTサービス導入支援を行っています。
NFT導入システム「Hokusai API」の提供及び事業者向けNFTコンサルティング(ビジネスモデル構築や戦略立案、法的チェック、技術サポートなど)といったNFTに関するソリューションを提供し、NFT事業に参入する開発者や事業者のサポートを行います。
📢Hokusai Update📢
🔹 NFTの消却機能の追加
NFTの消却機能が追加されました👀
NFTを削除したい場合、消却機能を利用することで永久的にNFTを削除することが可能です。
一度消却されたNFTは復元不可能なため、ご利用には十分ご注意ください。
詳しくはAPIドキュメントをご覧ください。